ワラーチって??
ワラーチとは「メキシコの峡谷に住むララムリという民族の履いているサンダル」で、今回は「マンサンダル」というタイプのワラーチを作ります。
※正確に言うとマンサンダルはワラーチではないのですが、その辺りは講座の中でお話します!
ララムリの人々は、走る民族と言われ、世界一長距離走が得意な民族と言われているそうです。
走ることが生活の一部で、古タイヤで作った靴底を、革紐で結んだだけのサンダルで、岩場や山岳地帯を、誰よりも速く走れるのだとか。
「転びそう!足の裏や、膝や腰が痛くなりそう!」なんて思いますが、彼らにはそういったトラブルはあまりないそうです。
なぜなら、人間の足には、凸凹に対応してバランスをとったり、快適に歩き、走るための機能が、もともと備わっているから。
究極にシンプルなサンダルであるワラーチは、その足の機能を邪魔しないので、幼い頃からワラーチで走っているララムリの人々は、”自分の足で走るための足の使い方”を知っているのだということです。
さて、物心ついた時から靴を履いてきた私たちには、”靴で歩くための歩き方”が、身についています。
着地の衝撃を和らげるクッションや、足を軽く速く動かすための反発材など、靴の機能を活用して快適に歩くための歩き方です。
暮らしの道具が、機能性が高く便利であることはすごく有難いことですよね。
でも本来は、私たちだって、ララムリの人たちのように、”自分の足の機能で歩く・走る”ことも、出来るはず。
もちろん、靴での歩き方に慣れている私たちが、すぐにワラーチを履きこなすことは難しいでしょう。
裸足での歩き方、走り方が身につくまでは、ワラーチの良さを感じられないかもしれません。
それでもやってみたい!という方は、
自分の足に合ったワラーチを作り、自分の足で大地を踏みしめて歩いたり走ったりする方法を、一緒に探してみましょう!
講座の詳細
日にち:
2021/7/3(土)
時間:
13:00~16:00(状況によって前後します)
料金:
¥5,500(材料費込み)
・大きめのハサミ(ソールの材料を切ります)
・ハンマー(持っている人)
・ライター(持っている人)
・メモ帳や筆記用具
・軽く歩いたり走ったりできる服装
・足拭き用タオルまたはウェットティッシュ等
・靴またはワラーチを入れて帰るための袋
講座の内容
当日は、zoomを使い、会場と講師を繋ぎます。
講師の説明を聞きながら、それぞれの足に合ったワラーチを作りましょう。難しい作業ではありませんが、参加者同士で疑問質問を共有しながら、助け合えるといいなと思います。
完成後、実際に近所の遊歩道を歩いて、または走って、感覚や感触を確かめます。
会場に戻り、再び、講師とzoomで繋ぎ、質疑応答をします。
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こんな方にオススメ
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・裸足で自由に走ることに興味のある方
・トレイルランが好きな方
・靴の機能に頼らず自分の足で歩きたい方
・裸足が好きな方
お申込み期限
材料準備の都合のため、お申込みの〆切があります。
2021/6/20(日)
24:00〆切
講師のご紹介
高橋 広(タカハシ ヒロシ)
ナチュラルランナー/ベアフットランナー/ボディワーカー/理学療法士
理学療法士として働きながら、ランニングを始める。2度目のフルマラソンで膝を痛めるが、自分でインソールを作り、完治。しかし、インソールを入れたままマラソンを続けることに違和感を感じ、他の方法を模索する。
そのときにベアフットランニング、ナチュラルランニングの考え方に出会い、自分の身体の動かし方で、ランニング時の身体への負荷や痛みの状態が変わることを経験し、追求していくようになる。
現在では、ワラーチで100kmのトレイルランニングを完走。効率の良い身体の使い方、怪我をしないランニングを広めるために仙台ベアフットランニングクラブ(SBRC)を運営、ボディワーカーとして身体の使い方の指導なども行なっている。
また、トレイルランニングを通して、自然が身体に与える影響なども学び、靴職人と新しい靴の開発にも着手するなど、マルチに活躍している。
目標は118歳まで走れる身体を保ち、120歳まで生きること。