自給的暮らしの講座
空と大地のヨガでは、「自給的な暮らし」を実践しています。
大きな仕組みに頼りきりにならず、自分の暮らしに必要なものを、できるだけ、自分の手で作る。
自分の手で出来ることが増えれば、誰かに振り回されることは少なくなり、誰かの助けになることだってできるかもしれません。
人生とは、暮らしです。生き方とは、暮らし方です。
自分の二本の手を、頭を、力を、自分の暮らしのために使いましょう!
空と大地の「パーマカルチャーの会」
自給的暮らしへの第一歩!
パーマカルチャーとは、「持続可能な暮らし」。つまり、自給的な暮らしの方法です。
農家でも、専門家でもない、
・フツーの人が、
・自分の暮らしに必要なものを、
・できるだけ、
・自分の手で作る。
その為のアイディアが、パーマカルチャーです。
暮らすことは、生きること。
生き方とは、暮らし方のこと。
会では、パーマカルチャーについての講座や、季節や気候に応じた畑作業を通じて、環境や植物との関連性や多様性、循環、効率的なエネルギー(燃料・労力)の方法などを学びます。
自然界や生き物の在り方に触れながら、
・資源を奪いつくすこともなく、
・自分や他人を使い潰すこともない、
長く続けられる暮らし方を見つけていきましょう。
通年講座で、年会費制です。
募集は3月頃になります。
季節ごとに開催している講座
- 1月*発酵講座・手前味噌&醤油作り
- 1月*オリジナル七味作り
- 2月*魔女のカレースパイスとオリジナルチャイ作り
- 4月*ぬか床作り
- 6月*魔女のハーブソルト作り
- 7月*里山から生まれるクルミカゴ~樹皮を採るところから体験する、クルミのカゴ編み講座
- 7月*ワラーチ作りと靴に頼らない歩き方講座
- 8月*純米酢作り
- 9月*青空ヨガとマルシェ
- 9月*ソーラー発電とソーラークッキング
- 10月*野に在るもので編むカゴ
- 12月*自家製てんさい糖作り
1月*手前醤油・手前味噌を作ろう「発酵ってなに?」がわかる座学付き
数多くある、手作り醤油や味噌の講座。その中で、空と大地のヨガの講座ならではの特徴は、
講師の伊藤さん(エコビレッジライフ体験塾代表:当別町)による、「発酵って…何??」がわかる座学です。
伊藤さんは、醤油や味噌を仕込んだ瓶の中で、「誰が」「何を」しているのか。私たちは、それに対して「何をしてあげればいいのか」なんていう観点で説明をしてくれます。
そしてそれは、私たちの身近な暮らしの知恵が、食の歴史や生態系と大きく関わっているんだということに、気づかせてくれるんです。
そんな「発酵って…何??」がわかってくると、仕込みも、お世話も、ぐぐぐっと楽しく、楽ちんになっていきます。
手前醤油のみ(約2リットル)・手前味噌のみ(約2キロ)を仕込んで、お持ち帰りいただきます。
ご自宅でじっくり育てて、それぞれのご家庭の手前醤油・手前味噌を作りましょう!
1月*オリジナル七味を作ろう
七味唐辛子は、日本を代表するミックススパイスと言えます。
実は、「七味を作る」って、ちょっと乱暴な言い方をしてしまうと、混ぜるだけなんですね。
もちろん、美味しい七味には、研究を重ねた絶妙な配合があり、その混ぜ方は簡単には真似できません。
ただ、スパイスの魅力の大部分を占めるのは、香りと風味。
既に混ぜて売られているものよりも、自分で混ぜた方が、遥かに香り高いのです。
七味が大好きな人も、たまにしか使わない人も、自家調合の七味を味わったら、もう市販品には戻れなくなっちゃいます!
ぜひぜひ一度、香りが主役の七味を、味わってください!
2月*魔女のカレースパイスとオリジナルチャイを作ろう
北海道にも、魔女がいました。ハーブのことを芳香植物と呼び、植物と共に暮らしていた方です。
残念ながら今はもういらっしゃらないのですが、このカレースパイスのレシピは、親しみを込めて「みどりの魔女」とか「ハーブ魔女」と呼ばれていた、故・村上朋子さん直伝の配合です。
このカレースパイス、なんと15種類以上ものスパイスを調合して作るので、ものすごく芳醇な香りになるんです。
一緒に作った方の中には「香りを嗅ぐだけで元気になる!」と仰った方もいました。
カレースパイスというのは、実際に体や心を元気づけるハーブやスパイスがたくさん入っていて、そのため、カレーは滋養強壮に良いと言われたりもするんです。
カレースパイスと合わせて、チャイの素も作ります。
自分の基本となるレシピが決まれば、あとはそこからお好みで足したり引いたりできるようになるのがチャイです。まずはシンプルなレシピを覚えて、オリジナルのチャイを楽しみましょう。
4月*ぬか床を作ろう
日本食の定番、みたいな紹介をされることも多い「ぬか漬け」ですが、実は、地域によって暮らしへの浸透具合が違っています。
ここ、北海道においては、ぬか漬けは、昔から身近な食べ物、という訳ではないのです。
私の家にも、伝統のぬか床はありません。いま我が家にあるぬか床は、私が作ったもので、お祖母ちゃんやお母さんから引き継いだというぬか床に比べれば、まだまだ全然ひよっこなのですが、
実際にぬか床に触って、匂いを嗅いで、味わってもらって、これから始めるという方の参考にしてもらいたいなと思います。
ぬか床を始めてみたいけど、なんとなく不安という方。
やってみたかったけどなかなかきっかけがなかったという方。
ぬか床の作り方とかやり方は、本やネットに詳しく載っているので、そんなに難しいことはありません。
最初の一回だけ、誰かと一緒にやってみると、暮らしへの取り入れやすさが変わりますよ!
何気ない暮らしの知恵や経験を、ぜひ共有していきましょう!
6月*魔女のハーブソルトを作ろう
カレースパイスと同様に、 ハーブのことを芳香植物と呼び、植物と共に暮らしていた方で、親しみを込めて 「みどりの魔女」とか「ハーブ魔女」と呼ばれていた、故・村上朋子さん直伝のハーブソルトです。
朋さんのレシピは、味見したり香りを嗅いだりして、少し足したり減らしたりしながら作るので、みんな、ちょっとづつ違う味に仕上がります。
自分の感性を信じて作るハーブソルトは、作る工程も楽しい時間になるんです。
そして、このハーブソルトの材料は、ほとんど自宅で育てられるハーブを使っています。
なので、その気になれば、自家製ハーブの自家製ハーブソルトを作ることができるんです。
植物と共に暮らす「みどりの魔女」の暮らしのエッセンスを、お伝えしている時間です。
7月* 里山から生まれる胡桃カゴ~樹皮を採るところから体験する、クルミのカゴ編み講座
樹皮を使ってカゴを編むためには、木から樹皮を剥がさなくてはなりません。
人が暮らしに必要なものを作るために、山や森から、材料となるものを分けてもらう。
カゴ編みに限らないことですが、このように、自然素材でのものづくりというのは、命を受け継ぐという部分があるものだと思っています。
樹皮を剥がす時の「ありがとう、ごめんね」という気持ちを体験してからのカゴ編みは、既に用意されている材料からものを作る場合よりも、もっともっと、自然のお裾分けを慈しむ気持ちになれると思います。
里山から胡桃カゴが生まれるまでを体験する、内容たっぷりな一日です。
7月* 裸足に一番近いサンダル「ワラーチ」を作って、靴に頼らない歩き方を探ろう
物心ついた時から靴を履いてきた私たちには、”靴で歩くための歩き方”が、身についています。
着地の衝撃を和らげるクッションや、足を軽く速く動かすための反発材など、靴の機能を活用して快適に歩くための歩き方です。
暮らしの道具が、機能性が高く便利であることはすごく有難いことですよね。
でも本来は、”自分の足の機能で歩く・走る”ことも、出来るはず。
裸足に一番近いサンダル「ワラーチ」を、自分の足に合わせて作りましょう。
そして、自分の足で大地を踏みしめて歩いたり走ったりする方法を、一緒に探してみませんか?
8月*自家製の純米酢を作ろう
お酢は、ごくごく身近な調味料ですが、何を原材料として作るのか、どうやって作られているのか、など、お酢のこと、意外と知らなかったりするんです。
お酢は家庭でも作ることのできるものですが、「手前味噌」があるのに、「手前酢」がないのは、なぜなんでしょう?
味噌・醤油とは異なる、お酢の発酵。 大人の自由研究感覚で、挑戦してみましょう!
9月*青空ヨガと夏のおわりのマルシェ
毎年9月初め頃に「青空ヨガ+夏のおわりのマルシェ」というお祭りを開催しています。
手作り小物、暮らしの用品、自然栽培の野菜などが並ぶマルシェと、ものづくりのワークショップ、そして大きな栗の下で行う青空ヨガと、小さなお祭りですが、盛り沢山です。
雨天時は中止、としていますが、これまで雨だったことはありません。どうか今年も、秋晴れの一日をお願いします。
9月*ミニソーラー発電とソーラークッキング
電気のことは分からない?電気は大きな会社に任せるしかない?そんなことはないんです。
家庭菜園で自家用の野菜を作るように、暮らしに必要な電気の一部であれば、自分で作ることもできるんです。
アウトドアや非常時にも使える、コンパクトなミニソーラー発電システムの組み上げ方を解説します。
合わせて、電気を使わずに、太陽の光で調理するソーラークッカーや、乾燥野菜などを作れるソーラーフードドライヤーなど、ソーラークッキングの方法もアレコレお伝えします。
太陽と仲の良い暮らし方、一緒に楽しみましょう。
10月*野に在るもので編むカゴ講座
私たちの身近には沢山の植物があります。
山奥へ行かなくても、公園や、空き地、河川敷などに。公共施設や近所の庭にも。
意識を向け始めてみると、街中であっても、植物が私たちのすぐ側にいることに気が付きます。
そんな身近な植物を、暮らしに活かす。
野に在るものを使って、カゴ編みをしてみしょう!
12月*自家製のてんさい糖を作ろう
お砂糖には種類があって、その種類によって、原材料が異なります。
甜菜(てんさい)、という野菜をご存知でしょうか?スーパーにも売っていませんし、家庭菜園でも見かけません。
実はこの甜菜という野菜が、お砂糖の「てんさい糖」の原料なんです。
今回は、北海道に馴染み深い「甜菜」を使って、「てんさい糖」作りをします。
私たちの暮らしに欠かせない調味料の生い立ちを知る、そんな時間にしていきましょう。
※お砂糖の摂取の仕方についての講座ではありません。
暮らしごとミニ講座
暮らしごとミニ講座は、通常の講座よりも、うんと簡素な講座です
改まって講座という形でお伝えするほどのことではないけど、「やってみたいな、教えてほしいな」というお声を頂いた、季節の暮らしのしごとを、ミニ講座としてお伝えする場を作りました。
作り方とかやり方は、本やネットに載っているから分かるんだけど、最初は一回、誰かと一緒にやりたいなーと思うことってありませんか?
講座というほど堅苦しくなく、 まるで、おばあちゃんやお母さんに教わるような感覚で「一緒にやってみる」場になります。
写真を撮ったりメモをとったり、気軽にどうぞ。座学なし、資料なし。 その分、参加費はお手頃価格です。
何気ない暮らしの知恵や経験を、共有していきましょう。
予定している「暮らしごと」
5月 エルダーフラワーシロップ作り
7月 ドクダミ化粧水作り
11月 みりん作り
12月 ハーブのクリーム作り
※気候の状況などにより、上記の暮らしごとが必ずできるとは限りません。
月替わりで暮らしのものを作る「ものづくりの会」
ものづくりの会
ものづくりの会は、月に一度、手芸や工芸、暮らしの小物作りを行う会で、毎月、違うものを作ります。
作るものは、スタートから3ヶ月の内容は決まっていますが、春以降は、リクエストもお伺いして、内容を決めていきます。
必ず実現できるとお約束することはできませんが、教えてくれる人を探したり、より要望に近い内容で開催できるように、企画や準備を致します。
参加は、会員さん優先となりますが、定員に空きがある場合は、単発参加も可能です。
月替わりのものづくり、いろんなものを作るので、毎月、楽しみにしてくださいね!
予定している、ものづくり
・欲しいサイズで作るひょうたんランプ
・靴下のかかと編み
・オリジナルの焼き印作り
・土踏まずまでの半分の草鞋、足半(あしなか)
・お好みの模様の型作りからやるベンガラ型染め
・草を編んで作る鍋敷き
・麦で作る螺旋が美しいホタルカゴ
・暮らしの食器を大事に使う、簡単金継ぎ
・型不要、直線縫いで作るアラジンパンツ
・小さな手織り機作りと手織り小物
・光と影を楽しむヒンメリ
・棟方志功みたいな木版画
・すだれを編む
・消しゴムはんこ
などなど。
不定期に開催しているイベント
哲学カフェ
なんとなく避けている話題、口に出しずらい疑問、関心があるけれど、話す機会のないテーマって、ありませんか?
「哲学カフェ」は、お茶を飲み、リラックスしながら、他の人の意見に耳を傾け、自分が抱えていた想いを言葉にしてみる場です。
ぼんやりと考えていたことが、言葉になった時、改めて気づくこともあるでしょう。話しながら、自分の矛盾に気づいたり、意見が変わることだってあると思いますが、それでも全然かまいません。
相手を論破するものでもなければ、たった一つの正解を求めるのでもなく、考えや想いを言葉にする練習の場であり、お互いを尊重しあう対話の場だからです。
空と大地のヨガの哲学カフェでは、話し合いたいテーマを、お互いに持ち寄って、みんなで相談するところから始めます。
テーマは、具体的でも、抽象的でも構いません。その場で、みんなが話したいと感じたことを話していきましょう。
多様な人がいて、多様な考え方がある、多様な社会を生きる私たちのための、お茶会です。
進行役は、「空と大地のヨガ」を主宰しているヨガインストラクター近添和実が務めますが、ヨガ哲学を学ぶ会ではないので、私から「ヨガ哲学では~」という話をすることはありません。ヨガに興味がなくても、まったく気兼ねせずにお越しください。
意見を言うのが苦手なら聞くだけでもいいし、専門家である必要はないので、気負いせずに参加してもらえると嬉しいです。